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モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない (JUGEMレビュー »)
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ポピンさんの夜間飛行

Every cloud has a silver lining.
今日もススム。
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もしや食べた?
目が点の、ダンボール入り肉まん事件。
これを作っていたのは北京市朝陽区の業者で、近所の
市場や露天で売ってたというではないか。

わたしが元夫と住んでいたのは、北京市の、朝陽区、
なのであります冷や汗

しかもわたしは、地元社会にとけこまずに暮らしがちな
日本人奥様方とは別行動で街を探索することが多く、
現地の人しか入らないような餃子屋さんに入ってみたり
(それでめちゃくちゃ美味しい水餃子屋さんを見つけた)、
日本人奥様方が敬遠する市場でもちょくちょく買い物を
していた。もちろん露天で買い食いだってした。

そんなわたしを日本人奥様方は「チャレンジャー」と呼んだ。
なにを大げさな、と思っていたけど、さすがにダンボール
肉まんの話を聞いちゃったらチャレンジャーなのかなぁ
と思ってしまうではないの。

肉まんは当たりハズレが大きいので、あまり買わなかった。
一番おいしかったのは、しばし家庭教師に来てくれていた
中国人のおばあちゃんが買ってきてくれたフェンネル
(ういきょう)の肉まんだった。

だから…ダンボールは食べていない…と思うんだ…(^^;

ん?待てよ?『当りハズレが大きい』?   (寒)


今朝、テレビで、料理研究家みたいな人を使ってダンボール
肉まんを再現してた。『ここではカセイソーダは使いません』
って、あたりまえや(笑。

っていうか、そんなもん、作らんでよろし!!!!

しかし、中国はなんでもアリだ。良くも悪くも。逞しくないと
生きていけない。北京に住んでいたときにそう実感した。

あれだけ広大な国だもの。文化も違うであろうそのあちこち
から出稼ぎに来ている人がいる。ケンタッキーもあったけど、
サービスはケンタッキーにあらず。末端の人々に、なにかが
行き渡ってないんだなと感じたものだ。

騙されないように、緊張感をもって街を闊歩するのは
楽しかった。だけど、ダンボールまでやられちゃうとはなぁ。
想像を絶するね。同じ中国人だってこれには怒り心頭だよね。

2007年7月11日、中国中央電視台(CCTV)は北京市朝陽区の屋台で、段ボールを具にした肉まんが販売されていると報道した。

CCTVの潜入取材に、販売業者は制作手順の一部始終を公開した。まず普通の使用済み段ボールをカセイソーダに浸すところから作業はスタート。みるみる段ボールは柔らかくなり、色も変わっていく。十分に変化したところで、包丁でよく叩き、挽き肉状にする。後は本物の挽き肉と混ぜ合わせ、足りない味を豚肉エキスで補えばもう完成。

これだけの作業で段ボールは原価数十倍の豚肉へと変身すると自らのアイディアを誇った。ただ問題は段ボールと豚肉の比率で、現状では6対4でまだまだ相当量の豚肉が使用する必要がある。これを減らすのが今後の課題だと話した。

CCTVの取材記者がこの肉まんは食べられるのかと聞いたところ、製造者は「食べられないだろ、オレは食べないよ」と笑って答えていた。付近の市場や街頭で毎日相当数の肉まんが売り出されていたという。CCTVの取材直後、警察官は同工場を摘発、関係者を逮捕した。

このニュースを伝えたアナウンサーはあまりにもひどいニュースに怒りを露わにし、「罰として半月の間、自分で作った肉まんを食べさせたい」と発言していた。エキスで味付けすれば違いがわからなくなるなど、日本の牛肉偽装事件との類似性もあるが、段ボールを劇薬で加工するなどその過激さは日本をはるかに越えている。(翻訳・編集/KT)


≪追記≫
↑のちにヤラセであったとの報道がなされたが…。
Posted by ポピン
世の中 / 21:13 / comments(14) / trackbacks(0)
「所持合法の日本、のんき」
覚書きということで、長いけれどそのまんま引用します。

文中にある事例と同じように、10代で輪姦されて、
今もなお苦しみを抱えながら、どうにもならない辛い人生を
歩んでいる、ある大人の女性をわたしは知っています。

彼女は、何度も踏み切りの前で死のうとしたことがあると
告白してくれました。そんな彼女が生き残っていくのに、
どれほどの力をふりしぼっているか、どれだけの代償を
払っているか…。それを想像できない人たちには、法整備に
関わってほしくないものです。

以下、引用。
続きを読む >>
Posted by ポピン
世の中 / 18:37 / comments(2) / trackbacks(0)
行き急ぐ性
この間、娘(7)と一緒にレンタルビデオ屋へ行った。
初めて入る店では、どこにアダルトコーナーがあるのか
わからないので、おそるおそる、店内を徘徊する。

が、その店は、いわゆる明確な18禁なコーナーがなく、
よって、見るからにアダルトなものはなかったわけなんだけど、
そのかわりに、ハンパなものが普通に陳列されていて参った。

娘と一緒に狭い通路を曲がった先、正面にバーンと、制服の
女の子がパンツを見せていたりするDVDが陳列されていた。

娘がそれを見て一瞬固まったのを感じた。
思わず彼女の肩を抱いて、足早にスルーした。

罪だなあ。ほんとうに罪だよ。
別に、そういうものを全部なくせばいいとか、言ってるんじゃ
なくて、フツウに誰の目にも入るところにそういうものを
置いておけるオトナの神経がわからないんだ。

某TSUTAYA編 過去記事
(今回の店はTSU●AYAじゃありませんけど)

インターネットによって、そういうものが明るい太陽の下で
市民権を獲得してしまったことが何よりも大きいんだろうけど、
極端にいえば、こういう場に遭遇すると、この国は子どもを
大事にしていないんだな、子育てを支援してくれないんだな、
と感じてしまうね。または、半分いるはずの女のことなんて
考えてくれてないのね、とか。


いかにもどぎついものではなくても、7歳には分かるんだな
と思って、わたしも焦った焦った。子どもと一緒にいると、
「ごめん、オトナがバカでごめん!」って思っちゃうもんね(^^;

童顔な女の子つかって、制服着せて、足ひろげてバカみたいな
かっこさせて、喜んで商品陳列して、バカみたいだよ、オトナ。
そういうのが好きなのは分かったから、そういうのが好きな
人だけに見えるようにしといてくれよーーーーー。

ぜんぶダメだって言ってるわけじゃないんだから、せめて
置き場所に努力するくらいの気概を見せて欲しいものです。
そんなに好きなんだったらそれくらいのこと、してください!


これについては、たまたま見たテレビで関係することを見聞き
したので、続く。
Posted by ポピン
世の中 / 01:54 / comments(2) / trackbacks(0)
誰のお迎え?
ある官庁の立体駐車場の1階、フツウの人は停められない
VIPな場所に、VIPな濃紺のセダンが2台がきれいに
並んで駐車されていた。

そして、同じく濃紺のスーツをびしりとキメた若い男性が
総勢6人、1台につき3人、やわらかそうな布でせっせせっせと
そのVIP CARを磨き上げているところだった。

すでにまぶしいほどにピッカピカぴかぴかのそのクルマ。
これ以上磨くところなんてないだろうに、1台に3人の
オトコが寄ってたかって、なにやら楽しそうに談笑しながら
クルマの細部におのおの布を当てている姿は異様でした…。
指紋も残さず!?ひと粒の塵も許さず!?(笑。

あまりにヘンな光景に思わず笑ってしまいましたヨ。

しかし、こんなにピカピカにしとかないといけないご主人様って
いったい誰ですかね???何故に1台に3人もですかね???
若い労働力、こんな無駄遣いもあるのだなぁ。
Posted by ポピン
世の中 / 04:51 / comments(4) / trackbacks(0)
がんばれ、愛犬家
犬放し飼いシーン「ダメ」、条例違反の指摘でCM中止

 神奈川県鎌倉市の海岸を犬が走る日清製粉グループ本社(東京都)のテレビコマーシャル(CM)が、飼い主のマナーを定めた県条例に違反すると視聴者の指摘を受け、差し替えられることが13日、わかった。

 県動物愛護管理条例は、犬を放し飼いしないよう求めており、県は「直ちに条例に反しないが、マナーについて誤解を与え、望ましくない」としている。

 同社によると、問題となったのは、放し飼いの大型犬2頭が飼い主のもとへ走り寄り、じゃれ合う場面。グループ各社のイメージ広告で、首都圏で4月中旬から毎週日曜日の夜に放映されていた。
 撮影地は、鎌倉市の七里ヶ浜海岸で、県の許可を受け、3月末、警備員を置いて撮影した。CMは、撮影地が記されていないが、風景から神奈川県内と判断した視聴者が11日、「県条例に違反するのではないか」と指摘。同社は、県に照会し、12日にCMの差し替えを決めた。
(読売新聞)


う〜ん。なんだかお粗末な日本のペット事情を垣間見たような。
確かに、マナーがなっていないことが多いから、こういうことに
なるんだろうけど…。悲しいね。つまんないね。

ヨーロッパって、犬が人と共生していて素晴らしいと思う。
それはもちろん、人がリーダーシップをもって、犬を教育して
いるからだろうし、社会全体がそれを当然のことと思っている
からだろう。

狩猟民族としての歴史の賜物というものあるだろうけど。

前にも書いたけど、イタリア・ミラノの繁華街で、ドーベルマン
(耳と尾は切っていない)が飼い主の若い女の子とノーリードで
散歩していたのにはわたしもビックリした。

もともと賢い犬だけど、まあなんというか、まるで子猫みたい
だったといいますか、とにかくイイ子だったのだ。思わず写真を
撮らせてもらったけど(笑。

猫と犬はキャラが違う。犬はリーダーを求めている。
家にリーダーたる者がいなければ、自分がリーダーになっちゃう。

教育をしないでおいて、手に負えなくなった飼い犬を
「ウチの犬、バカなんだよね〜」などと言う人がいる。
なんだか犬が気の毒、せっかくの頭脳がもったいないなぁ、
と思ってしまう。

最近、子育てと犬のしつけは似ているなあと思うことが多い(笑。
厳しくしないといけないけど、その前提として愛情を十分与えて
あげないといけない、という点。おもちゃのように可愛がるだけでは
ダメだ、という点。

人間社会で生活する以上、社会からも愛される存在になった方が
犬にとっても幸せなはずだ。(個人的な好き嫌いは別として)

犬のトラブルって、子どものトラブルにも通ずると思う
今日この頃。

誰もいない海岸で、教育した愛犬を放し飼い。
愛犬家ならみんな憧れる風景ではないだろうか。

日本はまだ、盲導犬OKの店も少ないね。。。


がんばれ、日本の愛犬家!
Posted by ポピン
世の中 / 08:58 / comments(4) / trackbacks(0)
なんだかなぁ
(小難しいコトを書くパワーはないので、つらつらつらと)

少子化要因は育児世代の長時間労働…厚生労働白書

 厚生労働省は8日、2006年版厚生労働白書を公表した。白書は、少子化の要因の一つに、30代を中心とした育児世代の長時間労働を挙げ、労働者の仕事と生活の調和を実現する働き方の見直しは企業の社会的責任であると強調した。

 国民に対しても、長時間労働を生む原因となる「24時間サービス」「即日配達」など、利便性を際限なく求める姿勢を見直すよう訴えている。
 白書によると、25〜39歳で「週60時間以上」の長時間労働をしている人は、2004年には20%を超え、10年前より4ポイント前後が増えた。仕事以外の時間が足りない状況は、「少子化の一つの要因で、長期的にみて社会の活力を低下させる」と分析。労働者が仕事に偏った生活から解放され、仕事と家庭の調和がとれた状況「ワークライフバランス」の実現を求めている。
(読売新聞) - 9月8日



精神科医の斎藤学さんが言っているように、日本の教育や社会の

システムは、他人と違うことを好まず、上からの指示を待ち、それに

従えば安心できる「学童」な大人社会を作り出してきちゃったと思うし、

そういう大きな体制には小さな個人は抗えないわけだし、



もちろん教育だけが悪いのではなく、教育の場に多大なことを

押し付けている無責任なオトナたちもいけないと思うし、



日本の政府は簡単なところや弱い者から先に搾れるだけ搾り取るし、



社保庁には振り上げた拳も萎えるってもんだし、



お受験過熱はやめましょうって、小学校教育だけを変えようとして

大学や就職のあり方をそのまんまにしていたってイミがないわけだし、



利便性追求の手を緩めるっていうことは、時間にゆとりを感じないと

いけないわけで、ゆとりを楽しめるっていうのは、

安心感があってこそなわけで、


安心感には、国の政策や体制が大いに影響を及ぼすのであって、

失敗を許せる社会じゃないといけないわけで、



安心感がないから、女は本能で子どもを産まないんじゃないかと

思うし、



オトナ社会には、子どもたちに子ども期を子どもらしくいさせて

あげられるだけのゆとりと成熟がないといけないわけで、



些末な日常の小さな幸せ感がどれだけ手に入りやすいかで

その国全体のハッピー度が決まるような気がするわけで、



この国のビジョンを唱え、説明責任を果たす代表が必要なわけで、



エロマンガや電車の中吊り広告に規制がかからないのも

無責任な社会だと思うわけで、



(嗚呼、エンドレス)



この国の隅から隅まで、ずずずい〜っとみんな同時並行で地道に

進めていけたとして、ようやく次の次の世代くらいにはステキな

プレゼントをしてあげられるくらいにはなるかしら?



国のじれったい動きを見ていると、娘よ、ごめん、キミたちの世代には

全然間に合わないかもしれない、などと思って頭を垂れてしまうのでした。





とりあえず、明日のために今日も寝よ。
Posted by ポピン
世の中 / 02:16 / comments(10) / trackbacks(0)
外務省の諜報対策にあんぐり
読売新聞の記事
『中国・上海の日本総領事館員が中国情報当局から機密情報の提供を強要されたとの遺書を残して自殺した事件を受け、外務省がまとめた諜報(ちょうほう)工作対応強化策の全容が10日、明らかになった。』

どんな強化をするのかと見てみて、その内容にわたしは拍子抜けしてしまったよ(^^;

▼外務省諜報工作対策の骨子
  1.諜報工作には必ず組織として対処する
  2.工作を受けた職員は複数ルートで上司に報告すること
   を義務づける。正直に報告した職員には人事上の配慮を
   する
  3.防諜研修の受講者を今年度から3倍の約1200人にする
  4.危険度の高い在外公館などで年に数回、盗聴器の有無
   を検査する
  5.在外公館の現地採用職員を情報部署に近づけない
        
数字がピンとこない3と「人事上の配慮」の文言を除いて、せーんぶビックリだ。これが今さら発表する強化策なの?と(^^;だいたい、在外公館での盗聴器検査が年に数回でいいのね?危険度の高い場所なら、毎日やってもいいくらいだと思うんだけどなぁ。わたしでさえ、事務所電話の盗聴器検査をしたことがあるんだから(ぉ。

そのほか、防諜研修マニュアルの内容も更新して、旧ソ連などで行われていた女性工作員による「ハニートラップ」(甘い罠)対策として、『親しく接近してくる異性に注意する』などと明記したという(笑。あ、ごめんなさい。つい笑ってしまいました。国の諜報対策に関するマニュアルに、こんなことも明記されていなかったとは。異性関係を利用するなんて、アマチュアでもまず最初に考える手段のような気がするけどな。脱力〜。

憲法を勉強したことがある人は、この判例を目にしたことがあるかもしれない。
外務省秘密漏洩事件
(S53.05.31 第一小法廷・決定 昭和51(あ)1581 国家公務員法違反)

この事件は、外務省事務官であった“婚期を逃してしまったような年齢の”女性(注:この表現は、わたしがこの判例を教わった先生によるもの^^:)に、○○新聞社の記者が近づいてきて、男女の関係を利用して秘密漏洩をそそのかし、極秘電文を入手した、というもの。

新聞記者でさえこういうことをやるんだから、まして相手が工作員だったら云わんをや! 日本の外交筋にはプロがいないのかと訝っていたけど、ホントにいないのかもしれないな〜(苦笑。スパイって、小説の中のことじゃないと思う。日本全体が日本にいるスパイの存在を認めざるをえなくなったのは、北朝鮮が拉致を認めたときからなのだろうか? わたしは、中学のときにフレデリック・フォーサイスの小説にハマってた時期があるせいか、スパイは日本でも活動してるってずっと思っていたけど(笑。

というか、実はこの外務省発表はダミーで、諜報活動に疎いフリして本当はスゴイ諜報活動をしてるんじゃないか、と裏読みしてみたりして(笑。だって、一応大国の仲間入りをしている国の諜報工作対策がこんな程度だとはどうしても信じられないんだもん。まあ、アジア圏でもいまいちリーダーシップがとれずにいるのも、この辺に敗因があるのかもしれないわけで…(^^;

実際、この地球上ではいろんな利害関係が対立しているんだから、戦争せずに平和に立ち回るためにも、情報戦には食い込んでいかないといけないんじゃないのかなぁ。諜報活動が下手くそなのは、平和ボケのせいかもしれないし、「まさか」のことを想定して事前準備をしておけない国民性のせいでもあるのかしらん。
とりあえず、高村薫の『リヴィエラを撃て』と、服部真澄の『龍の契り』『鷲の驕り』あたりを外務省にお薦めしたい(笑。日本にもこんなに壮大な国際謀略ものを描いている女性がいるんだからねぇ。っと(^^;
Posted by ポピン
世の中 / 22:26 / comments(7) / trackbacks(0)
駐車違反は犯罪か?
さて、ところで、「反則金」ってなんでしょう?
軽微な交通違反には反則金制度(正しくは交通反則通告制度)の適用があります。これを「罰金」と言っている人も多いのですが、罰金と反則金はまったく違うものです。刑罰として科されるのが罰金です。

 ▼刑罰…国家が何らかの犯罪を犯した者に科する制裁

では、反則金で済む軽微な交通違反は犯罪ではない?

いいえ、犯罪です。たとえば、犯罪を犯している意識をもって駐車違反をしている人はほとんどいないと思われますが、駐車違反も道路交通法(行政刑法のひとつ)違反の犯罪なのです。反則金を納付すれば、前科もつかず、社会的な不利益を被ることも少ないため、犯罪だとは認識しづらいのですね。

 ▼行政刑法…行政法規における義務の履行を確保するため、
    その義務違反に対して刑罰という制裁を科するもの

反則金は免罪符のようなものです。
犯罪なので、本来は刑事手続きによって裁きを受けるべきことなのですが、それでは日本全国犯罪者だらけになりかねませんし、司法機関も膨大な処理でパンクしてしまいますね。そこで、道路交通法は、同法違反行為のうち、比較的軽微で、定型的な事件処理になじむ行為(ひとつひとつの案件を審議しなくてもいいであろうもの)を「反則行為」として同法別表に定めていて、この反則行為をした者を「反則者」と呼んでいます。

この交通反則通告制度は、1968年に施行されました。これが国会で審議されたときは異論もたくさんあったようですが。

反則金の納付は任意です。納付した者(=容疑を認めて反省しているであろう者)は、検察官によって公訴を提起(起訴)されることがなくなります(少年の場合は、家庭裁判所の審判に付されることがなくなる)。
はしょって言えば、反則金を納付すれば裁判に移行することがなくなるということです。
  
 ▼公訴…公益を目的とした訴え。
      検察官による国家刑罰権の発動を求める訴え。
 ▼私訴…私人が自己の権利を主張しておこす訴え。
   (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

つまり、本来の刑事手続きには乗せない簡略化した手続きによって事件を処理するというのがこの制度の趣旨です。
ただし、刑事手続きには乗せられなくても、行政手続きには乗せられます。みなさんがよくご存知の行政処分(点数制による免許停止や免許取消の処分等)がそれですね。

刑罰を与える権利は国家に独占されているので、その刑罰権の行使の濫用を抑制して国民の行動の自由を確保するために、日本国憲法はさまざまな原則をおいています。これは、刑罰権の濫用によって人身の自由が過酷に制限されていた歴史の反省に立ったものです。

たとえば…
  ▼何人も、法律の定める手続きによらなければ、その生命
  もしくは自由を奪われ、またはその他の刑罰を科せられない
  (憲法31条 法定手続きの保障)

この条文からも分かるとおり、軽微な交通違反といえども、本来の刑事手続きによらずして罰金(刑罰の一種)を科すことはできません。

さて、ここまでで、反則金制度の目的、反則金と罰金との違いがだいぶ見えてきましたか?

しかしながら、犯罪は犯罪。反則金を納付しない場合は、本来の手続きである刑事手続きに移行します。このことをみなさんはどうお考えになるでしょうか?
なんらかの不服等があり、言い分を聞いてもらって第三者の判断を仰ぎたいと思った場合には、そもそも刑事手続きに移行しないと意見を陳述する機会は与えてもらえません。反則金を納付するということは、この件に関しては異議がない、と示すことでもありますからね。

取締りの現場で騒げばニュースにはなるかもしれません。しかし、いくらまっとうな主張をもっていたとしても、刑事手続きを経ないのであれば、国がその制度や運用を見直すことにつながる可能性はとても低いでしょう。法治国家ですからね。


…と、長くなってきたので、今回はこれでおしまい。次回に続く。
まだ続くの!?そう、まだ続くのです。一番疑問に思っているところに到達してないのでね(^^;

▼,慳瓩  
Posted by ポピン
世の中 / 14:20 / comments(4) / trackbacks(0)
駐車違反は犯罪か?
今月1日にスタートした駐車違反取締りの民間委託。効果は上がっているようなので、渋滞も緩和されて、安全になった道路も多いことでしょう。

しかし、この制度、矛盾がたくさんあるのが気にかかります。そんなことを書いていってみようと思います

*****************************************
先日、原動機付バイクを取締り重点区域に停めたことを駐車監視員に咎められ、みなし公務員にあたる監視員に蹴りを入れてしまった若者がいましたね。公務執行妨害容疑で逮捕されてしまったわけなのですが、全国初の事例なので、今後民間人である監視員を守るためにも厳重に処罰されるかもしれません。
公務執行妨害の法定刑は、三年以下の懲役又は禁錮です。罰金を科す処分はありません。それだけ重い罪とされているのです。

しかし、バイクの駐車場は現在皆無に近いです。バイク乗りの方々は途方に暮れているはずです。用事があっても、自宅を出てからどこへも寄れずに帰宅するはめになるかもしれませんよね。冗談ではなく…。
インフラ整備を進めずに罰則だけ強化するのでは、合理的で公平な制度だと多くの国民が納得して認知してくれる日は遠そうです。

でも、くれぐれも監視員に暴力を振るったり妨害したりしないように!!賢く制度を学びましょう。日本は法治国家とされているので、たとえ不当な制度であったとしても、それを実力で排除しようとしてはいけません。国民を救済するための手続きもちゃんと用意されているのですから、正当な主張があるのなら、その手続きを使って声を上げるべきです。

国策はその国が向かおうとしている道を示しています。また、交通社会の恩恵は誰もが受けているはずです。今回導入された制度は、すべての人に身近な制度。そんなわけで、少しでも多くの人と一緒に考えていけたら、という思いから書きはじめた次第です。

▼△愎覆
Posted by ポピン
世の中 / 12:27 / comments(0) / trackbacks(2)